当会におけるインフルエンザと感染性胃腸炎(ノロウイルスなど)の発生状況の比較
2017年(平成29年)度共済制度感染見舞金の実績と評価 に戻る
- 1.本制度への加入者数と利用者数
- 2.都道府県別利用状況
- 3.最も多かった申請はインフルエンザ
- 4.申請が多かった感染症の詳細
- 5.インフルエンザと感染性胃腸炎の月別発生状況
- 6.当会におけるインフルエンザと感染性胃腸炎(ノロウイルスなど)の発生状況の比較
- 7.申請者の記録から見た感染症罹患場所
- 8.今後に向けて
共済会の皆様の申請内容をインフルエンザと感染性胃腸炎(ノロウイルスなど)に限り、2016年と2017年度を比較してみました。
インフルエンザについては2016年度と2017年度は全く同じ変化を辿っています。申請件数が多い分、2017年度の方が多く見えますが、全体の増減は全国平均と同じ様相です。
感染性胃腸炎(ノロウイルス)においても2016年度と2017年度はほぼ同じように増減していますが、2017年度では5-6月に大きな山がありました。これは、感染性胃腸炎として一括りにされている病気でも、一般的に食中毒の発生し易い時期として梅雨時の前後が挙げられ、5~8月となります。梅雨時はともかく、春から夏にかけては気候が暖かくなり、ともすると食品の衛生管理がおざなりになる時期です。梅雨の最中は、皆さま細心の注意をされるでしょう。夏の暑い時期は注意をしていても衛生管理が追い付かない時期となります。ということで、5~8月が危険な時期なのです。通常はサルモネラやO-157など細菌が原因となる食中毒が多く発生します。一方、ノロウイルスやロタウイルスなどのウイルスが原因の食中毒は秋から冬(11~2月頃)に流行し大きなピークを迎えることになります。